こちらはオランダ産のウーリーマンモス(ケナガマンモス)の臼歯の化石です。
マンモスの歯は臼歯と呼ばれ、顎の上下に複数付いていて、噛み合わせることで植物を砕くことができました。臼(うす)で穀物をすりつぶすのに似ていることから、臼歯(きゅうし)と呼ばれています。
下が歯根(歯茎に埋まっていた部分)、上が歯冠(植物を潰すための部分)です。
こちらが臼の部分。エナメル質に覆われています。植物を擦り潰すたびに徐々に減っていき、ついに使用に耐えられなくなると、顎の前に押し出されていき、抜け落ちます。恐竜の歯化石と違い、6回ほど入れ替わると、それ以上生えてくることはありませんでした。
断面を撮影。
このように平らになっているのは、何度もこすり合わさった証拠です。
エナメル質の部分が固く、それを歯根が支えていることが分かります。
100円玉との比較。写真横幅17センチの立派な標本です。
価格:
商品ID:ot2128
時代:新生代第四紀(260万年前 -- 現在)
産地:Netherlands
サイズ:17cm×13cm×厚9.4cm
商品説明:およそ1万年前に生息していたケナガマンモス(Mammuthus primigenius)の臼歯の化石。オランダ産。
この商品は売却済みです。
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