こちら、恐竜時代(中生代ジュラ紀)のウニの化石です。クリピーステロイド(Clypeasteroid)と呼ばれるグループに属しています。少なくとも1億4500万以上前のウニとは思えないほど良い状態で保存されています。
ウニを含め棘皮動物には不思議な魅力があります。ウニには多種多様な種類が存在し、似ているようで、どれも異なります。時代や産地によって微妙な形態が異なっているのです。ただ、全部に共通しているのが、この五角形の模様。バラエティに富んだウニワールド。現世のウニの殻を含めて、ウニばかり集めるウニコレクターが存在するのも頷けますね。
ウニというと寿司ネタを思い浮かべるのではないでしょうか。あれはウニの内蔵の部分です。化石として残るのは、トゲが抜けた骨格の部分だけです。いわゆるウニ殻。ウニ殻は五放射相称と呼ばれる模様が残されています。どこから見ても同じ形が等間隔で5つ並んだ形を指します。その一つの模様を歩帯(ほたい)と言い、その間の何もない部分を間歩帯(かんほたい)と言います。これはウニが誕生した古生代オルドビス紀(4億年以上前)から現世に至るまで、共通の模様です。
100円玉との比較。五放射相称がくっくりと浮かび上がった美しいウニの化石です。恐竜が大地を闊歩していたその横に棲息していたウニの殻の化石です。
価格:
商品ID:ot2061
時代:中生代ジュラ紀(1億9500万 -- 1億3500万年前)
産地:Madagascar
サイズ:母岩含め全体7.1cm×6.8cm×厚2.4cm
商品説明:美しい五放射相称!恐竜が大地を闊歩していた時代に棲息していたウニ(Clypeasteroid)の殻の化石
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