こちらは黄鉄鉱の原石です。
黄鉄鉱は硫黄と鉄がほぼ1:1の化合物で、鈍い黄金色を呈するのが特徴です。
ちなみに、黄鉄鉱は英語でPyriteと書きます。Pyrはギリシャ語で火を意味します。語尾のiteは石や鉱物を現す際に良く使われる言葉です。つまり、”火の石”を意味します。黄鉄鉱をハンマーで叩くと、火花が散ることから名付けられました。
金に似ていて間違えられることから、「愚か者の金」という二つ名があります。Fool's gold.なかなかウィットに富んだアイロニーです。
黄鉄鉱は16世紀から17世紀にかけてホイールロック式の銃の発火装置に使われていました。バネ付きのホイールを黄鉄鉱に対して回転させることで火薬に点火させる仕組みでした。産業革命以降は、硫酸の原料として採掘されていましたが、現在ではその役割を終えています。
100円玉より一回り大きな結晶です。
価格:
商品ID:ot1987
時代:Unknown
産地:Unknown
サイズ:3.5cm×3.1cm×1.9cm
商品説明:愚かの者の金(Fool's gold)、黄鉄鉱(pyrite)の結晶
この商品は売却済みです。
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