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ベリーベリーレア!シーラカンスに代表される魚類、肉鰭類(にくきるい)と思しき個体が内包されたネガポジ一対揃ったノジュール化石/中生代白亜紀(1億3500万 -- 6600万年前) 化石セブンスマホ専用サイト


こちらはブラジル産の白亜紀の魚化石(オールドコレクション)です。写真をじっくりご覧ください。ある特徴にお気づきでしょうか。


そうです、大きく発達した第一しりびれや胸びれが確認されます。このヒレのつき方は、いわゆる肉鰭類(にくきるい)と呼ばれる魚類に見られます。肉鰭類の代表といえば、あのシーラカンスです。肉鰭類については、合わせてコラム「化石として残りやすい古代魚、残りにくい古代魚」を御覧ください。


詳細じっくり見ていきましょう。


脊椎が見事に保存。


大きく発達した第一尻ビレ。肉鰭類は他の魚類よりも、四肢生物(両生類や爬虫類、哺乳類など)に近いとされています。四肢生物はこの肉鰭類から進化したと考えられています。他の魚のヒレよりも明らかに発達しているのが分かります。


こちらはおそらく第2背びれと考えられています。非常に大きく発達しています。


この母岩の主(あるじ)の影に隠れる形で小魚が居ます。良好な保存状態を示しています。一般的な硬骨魚類(こうこつぎょるい)魚類と思われますが、肉鰭類と比較すると、明らかにヒレの位置、大きさのバランスが違う事がわかりますね。


白亜紀にはすでに現世とそれほど変わらない硬骨魚類(こうこつぎょるい)が存在していました。違和感のフォルムです。


こちらの化石はネガポジ一対の標本で、どちらも良好な保存状態を示します。



緩やかに曲がった背骨。



ヒレは繊維までよく保存されています。


本標本の産地であるブラジル・サンタナフォーメーションおよびクラトフォーメーションは白亜紀のセノマニアン(おおよそ1億年前)に浅い内海であったと考えられています。そして、同層からは確かに肉鰭類が採集されることが明らかになっています。MawsoniaとAxelrodichthysの2種です。いずれもシーラカンスの仲間であることを付け加えておきたいと思います。


もとはノジュールとして採集された標本です。ノジュールとは、生物が死骸となったのちアンモニアが発生し、水に含まれる炭酸カルシウムと反応し、死骸のまわりに集積しボール状になったものです。


100円玉との比較。シーラカンスに代表される魚類、肉鰭類(にくきるい)と思しき個体が内包されたネガポジ一対揃ったノジュール化石です。

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価格

商品ID:ot1914

時代:中生代白亜紀(1億3500万 -- 6600万年前)

産地:Brazil

サイズ:本体カーブ計測26cm 母岩含め全体24cm×14cm×厚9cm 5175g

商品説明:ベリーベリーレア!シーラカンスに代表される魚類、肉鰭類(にくきるい)と思しき個体が内包されたネガポジ一対揃ったノジュール化石

この商品は売却済みです。

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