お食事中の方、ごめんなさい。こちらはゴキブリを内包したバルト海産の琥珀です。よく古代から現世までそれほど形を変えずに棲息し続けている生物や植物を「生きた化石」と評することがあります。ゴキブリが最初に出現したのはおよそ3億年前の石炭紀と考えられています。その意味ではゴキブリも生きた化石の一つに加えておかしくないかもしれませんね。
ゴキブリは菌から動物の肉まであらゆるものを食べると言われています。人間の髪の毛も食べるそうです。また幅広い気温にも適応し、広い地域で棲息しています。驚くべく生命力です。
バルト海産の琥珀は少なくとも4000万年以上前の針葉樹の樹脂を起源としていることはよく述べていますが、その中に内包される虫もその時代のものです。たしかに我々がたまに見かけるあの黒光りする姿とさほど変わりがないようです。
裏側からも観察できます。極めて良質の保存状態です。
ぜひルーペで御覧ください。
肉眼でも視認可能な大きさがあります。
後方からライトを照らすとシルエットが浮かび上がります。バルト海産の琥珀のなかには基質の透明度が高い標本がた数あり、虫を観察するのに適しています。
蛍光灯を前面から当てるだけでもはっきりと見えます。
100円玉との比較。はっきりとゴキブリと分かる虫が内包されたバルト海産の琥珀です。
価格:
商品ID:ot1880
時代:新生代(6600万年前 -- 現在)
産地:Baltic Sea
サイズ:2.3cm×1.6cm×厚0.7cm
商品説明:はっきりとゴキブリ(Blattodea)と分かる虫が内包されたバルト海産の琥珀(Amber)
この商品は売却済みです。
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