こちらはマニアックながら、コレクターにはたまらない、プリオサウルスの指骨の化石です。
プリオサウルスと聞いて、ピンと来た人は、間違いなく海生爬虫類ファンでしょう。「ああ、あの首長竜目なのに、首が短く極端に頭部が大きい生物ですね」と即答した人なら、この標本の価値をお分かりいただけることでしょう。
ここからはそんなマニアな人向けに書き進めていきましょう。プリオサウルスといえば、リプレオドンやプレデターXなどを想像するのではないでしょうか。陸上最強クラスのティラノサウルスを大きく上回る交合力を持った生物としてその筋の人たちの間では一躍有名になりましたね。そんな経緯もあってプリオサウルス類といえば、その恐ろしいまでの顎や牙に注目がいきがちですが、もう一点ご注目をいただきたいのは、その大きなヒレです。
たとえばリオプレオドンはおよそ15メートル前後、50トン弱という極めて巨大な体躯を持っていますが、なんと前足のヒレは3メートル近くになると考えられています。同程度の体躯を持つ最大級のモササウルスでも、そんな巨大なヒレは持っていませんでした。つまり、プリオサウルスは極端に大きなヒレを持つハンターと言いかえることも出来ます。
その巨大なヒレ(腕、足)を上手に使い、巨体に似合わず、俊敏に獲物を追いかけたと考えられています。
こちらはそのヒレを構成する腕部の一部を構成する骨がこちらの化石です。
多数の骨で構成される腕部ですが、その一部でさえこれほど大きい。人間で言えば1本の指の骨の一部分に相当します。
こちらの標本はプリオサウルスの産地として有名なイギリス産です。
全体のフォルムがよく保存されています。また表面のテクスチュアも味わい深い。そもそもプリオサウルスの化石自体、希少でコレクション価値が高い。
他の骨と接する部分。
100円玉との比較。好きな人にはたまらない。7センチに詰まったロマンの塊。太古の海に実在した巨大なモンスター、プリオサウルスの指骨の化石です。
価格:
商品ID:ot1873
時代:中生代ジュラ紀(1億9500万 -- 1億3500万年前)
産地:Oxfordshire, England
サイズ:7cm×4.8cm×3.5cm
商品説明:首が短い首長竜。7センチに詰まったロマンの塊。太古の海に実在した巨大なモンスター、プリオサウルス(Pliosaurus sp.)の指骨の化石
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