こちらは古生代石炭紀後期のマゾン(メゾン)クリーク産のクラゲの化石です。化石コレクターにはおなじみの産地、米国・イリノイ州のマゾン(メゾン)クリーク産です。同産地からは石炭紀の良質の化石が採集されることで知られています。
クラゲの化石と聞いて、驚く人も多いのではないでしょうか。「軟組織のクラゲが化石になるわけがない。」たしかにそのとおりです。ただし、本標本のようにノジュールになった場合は例外です。
ノジュールとなるのは生物が死骸となったのちアンモニアが発生し海水に含まれる炭酸カルシウムと反応し、死骸のまわりに集積するためです。写真の外側に厚い殻のような層があることがおわかりでしょうか。それが集積物です。生物を守り、そのまま化石になることを助けます。
一つに合わせた状態。ノジュールの別名はマッドボール。まさに”泥玉”のようではありませんか。
マッドボールを横から見たカット。ぴったり合わさります。
本来であれば容易に分解されてしまう軟組織がノジュールによって保護された実例です。
100円玉との比較。古生代石炭紀のクラゲ、エセクセラ(Essexella asherae)のネガポジ化石の化石です。マゾン(メゾン)クリークならではの標本と言えるでしょう。
価格:
商品ID:ot1828
時代:古生代石炭紀(3億6700万 -- 2億8900万年前)
産地:Illinois,U.S.A.
サイズ:本体5cm×3.6cm 母岩含め全体 6.5cm×5.5cm×厚2.5cm
商品説明:ネガポジ石炭紀のクラゲ化石。米国イリノイ州マゾン(メゾン)クリーク産のエセクセラ(Essexella asherae)
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