こちらはマダガスカル産のアラウカリアと呼ばれる樹木の幹が化石化したものです。いわゆる珪化木です。
アウラカリアとは、和名でチリマツのことで、現世にも生えています。アラウカリアは古くは古生代石炭紀から存在する非常に古い木で、古代からそれほど形が変わっていないことでも知られています。いわゆる「生きた化石」です。
広い時代区分を生きているアウラカリアですが、大繁栄していたのが中生代です。この標本の中生代三畳紀に生えていた樹木の化石です。美しいクリーム色で統一されていて、年輪が鮮明に確認できるのも良いですね。
中生代三畳紀にはほとんどの大陸が一つに合体し、超大陸パンゲアが形成されていました。現在のマダガスカルもその一部でした。全世界的に乾燥が続き、砂漠化が進んだ時代でもあります。
シダ植物や裸子植物が勢力を広げ、こちらのアウラカリアのようなマツやスギの先祖が繁栄しました。
こちらは石炭と珪化木の中間的な黒っぽい個体ではありません。シリカ化が深く全体に進行した、極めて純然たる珪化木です。
赤、朱、肌、緑、茶など様々な色を呈します。
美しいラウンド型で、大変見栄えの良いコレクション用の化石です。鑑賞する面は丁寧に磨かれ美しい光沢を備えています。
裏面は鏡面仕上げではありません。
厚さはおよそ12ミリ。
樹皮がそのまま化石になっています。
100円玉との比較。これぞ観賞用!磨き上げられた、色彩豊かなマダガスカル産の珪化木です。
価格:
商品ID:ot1813
時代:中生代三畳紀(2億5100万 -- 1億9500万年前)
産地:Madagascar
サイズ:17.5cm×13.5cm×1.2cm
商品説明:これぞ観賞用!磨き上げられた、色彩豊かなマダガスカル産の珪化木
この商品は売却済みです。
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