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２４０ｇ、１２センチという非常に大きなイエローセプタリアン（Yellow septarian）状態も申し分なし。/Unknown 化石セブンスマホ専用サイト

こちらは模様が面白い人気鉱物、イエローセプタリアンです。細長いタイプ。

イエローセプタリアンは３つの異なる成分が不均等に混ざりあった鉱物です。イエローセプタリアンのイエローは写真の方解石を指しています。

こちらの写真の中央のグレイの部分が石灰岩、境界をなしている濃いブラウンの部分がアラゴナイトです。

それぞれが均等に混ざり合っていないのがポイントです。バラバラにそれぞれが個性を主張しあっているのがイエローセプタリアンの面白さであり人気の秘密でしょう。

なんといっても方解石のイエローが最大のポイントでしょう。

方解石は半透明で光を通すため光があたると味わいが変化します。

こちらの標本は長いだけでなく、かなりのサイズがあります。長さ１２センチ。しかも全体が美しく研磨されています。

イエローセプタリアンで状態が良く、かつ２４０グラムある標本はなかなかないでしょう。

横長ではありますが、見事な卵型です。

なぜこのような組成になったのでしょうか。諸説ありますが、一つをご紹介しましょう。数千万年前火山の噴火とともに海の生物が堆積仏に取り込まれ、ノジュールとなりました。海が後退すると、ノジュールは乾燥し、そこに様々な成分を含む水溶液が何度も流れ込み、続成作用が進みました。その結果、アラゴナイトが徐々に方解石へと変化し、このような中途半端な組成になったと考えられています。