こちらはバルト海産の琥珀の化石です。しかも数千万年前に生息していたクモを内包しています。写真中央を御覧ください。
もう一度同じ写真を改めてご覧いただきましょう。写真中央に足を折りたたんだ虫がいるのがお分かりでしょうか。
アップしてみましょう。クモがいることがお分かりいただけたでしょうか。琥珀に含まれている虫はたいてい、このように足を折りたたんだり、時には分離していることがあります。これは琥珀の起源である針葉樹の樹脂から逃れようとしたためと言われています。結果、あえなく捕まってしまったわけですが・・・。
バルト海産の琥珀は全世界の琥珀の生産量のうち、なんと85%を占めると言われています。バルト海という局所的な地域に、膨大な琥珀に眠っていることになります。最終の歴史は実に長く有史以来、王侯貴族の装飾品として愛され続けていました。現在でもなお、化石起源の宝飾品として高い評価を受けています。そのようなマテリアルが他にあるでしょうか。
琥珀が虫を含んでいても、それを視認できなければ、存在しているかどうかさえ分かりません。そのためには、基質の透明度が重要になります。中にはくすんでいたり、不透明の標本もあります。
肉眼で見るとこのような感じになります。
にわかにはクモの存在を確認できませんが、ルーペを使えばはっきりと見ることができます。
100円玉との比較。数千万年前に生息していたクモが内包されたバルト海産の琥珀です。美しいレモンイエローの基質にもご注目ください。クモの確認にはルーペを用いることをおすすめ致します。
価格:
商品ID:ot1700
時代:新生代(6600万年前 -- 現在)
産地:Baltic Sea
サイズ:2.5cm×1.7cm×厚0.5cm
商品説明:数千万年前のクモを内包したバルト海産の琥珀(専用ケース付き)。透明度の高いレモンイエローの基質にもご注目!
この商品は売却済みです。
このウィンドウを閉じる