こちら石炭紀後期のマゾン(メゾン)クリーク産のクラゲの化石です。米国・イリノイ州には化石コレクターにはおなじみの地層マゾン(メゾン)クリーク。石炭紀の良質の化石が多数採集されることで有名です。
エセクセラはクラゲです。”クラゲが化石になるはずがない”と考える人もいるでしょう。確かに骨などの硬質の組織を持たないクラゲが化石になるのは稀です。ただし、本標本のようにノジュールである場合は別です。
クラゲが死骸となった直後にアンモニアが発生し、海水に含まれる炭酸カルシウムと反応し、死骸のまわりに集積することがあります。そのプロセスがごく短期間に流れが少ない泥中で進行した場合に、このような泥のボールのような化石が形成されることがあります。
マッドボールに包まれた生物は外環境から保護され、本来であれば分解されてしまうはずの軟組織が残されるケースがあります。
マゾン(メゾン)クリークはこのノジュールタイプの化石が多数採集され、その動物相の幅広さから世界的な化石産地として認知されているのです。
もとは一つのマッドボールです。
100円玉との比較。古生代石炭紀のクラゲ、エセクセラ(Essexella asherae)のネガポジ化石の化石です。マゾン(メゾン)クリークならでは。
価格:
商品ID:ot1635
時代:古生代石炭紀(3億6700万 -- 2億8900万年前)
産地:Illinois,U.S.A.
サイズ:本体3.1cm×2.8cm 母岩含め全体 4.8cm×4.8cm×厚2cm
商品説明:米国・イリノイ州マゾン(メゾン)クリーク産ならでは。石炭紀のクラゲ、エセクセラ(Essexella asherae)のネガポジ化石
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