こちらはバルト海産の虫入り琥珀です。ご覧の通りクモが内包されています。
中央にクモを配したカッティング。
バルト海で採集された琥珀には虫が内包されていることがままあります。バルト海周辺とは具体的には、ポーランド、ロシア、ドイツ、デンマーク、リトアニア等を指します。いずれの地域でも良質の琥珀を産し、最も有名な琥珀産地として知られています。質の高さだけでなく産出量も莫大で、この地域だけで全産出量の実に8割を超えるとされています。
琥珀の用途は多岐にわたり、古来より生物由来の宝石として王侯貴族に装飾品として利用されてきました。現在でも宝石として広く利用されています。生物起源の宝石は主に琥珀、真珠、アンモライトの3つがあります。
一見するとシンプルなピースに見えますが、凝視すると・・・・
足を折りたたんだクモが見えてきます。
バルト海産の琥珀はこのように非常に透明度の高いものから、くすんだ色をしたものまで様々あります。このような透明度の高い標本は海岸に打ち上げられて時間を置かずに採集されたものに限られます。海水や風雨に長時間さらされるといわゆるバターアンバーへと変化します。バターアンバーも味わい深く大変美しいのですが、虫が含まれていても見えません。
非常にクリーンな基質にライトが照射されるとクモのシルエットが浮かび上がります。
ルーペで等で観察するとこのように見えます。クモの足から生えている毛まで見えるのがお分かりでしょうか。まるで琥珀の中だけは時間が止まっているようです。
100円玉との比較。ルーペで毛まで見えるクモを内包したクリーンなバルト海産の琥珀です。
価格:
商品ID:ot1630
時代:新生代(6600万年前 -- 現在)
産地:Baltic Sea
サイズ:1.2cm×1.1cm×厚0.5cm
商品説明:クリーンタイプ、ルーペで蜘蛛(くも)の毛まで見える!ルティックアンバー(専用ケース付き)。
この商品は売却済みです。
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