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4000万年前のアリが内包されたバルティックアンバー(専用ケース付き)。/新生代(6600万年前 -- 現在) 化石セブンスマホ専用サイト


現在より4000万年前、あるいはもっと古い時代の虫が内包された、バルト海産の琥珀をご紹介します。この写真のどこかにある虫が潜んでいるのが分かるでしょうか。


そうです、蟻(あり)が内包されています。普段よく目にする蟻そのものです。


バルト海周辺は世界で最も有名な琥珀産地と言って良いでしょう。実に琥珀の全産出量のおよそ80%が同地域から出たものだと言われています。古(いにしえ)の時代より王侯貴族の宝飾品の原材料として利用されてきた歴史があります。現在でも宝飾品として大変人気があります。


なぜバルト海周辺の海岸には高品位の琥珀が打ち上がるのでしょうか。それでは、バルト海に伸びる地下水脈の下に横たわる地層から嵐のたびに巻き上げられるからです。


打ち上げられた間もない頃は、非常に透明度が高く見事な飴色を呈します。まさにこのような標本ですね。


透明度の高い標本には、まれにこのような虫が内包されている場合があります。もちろん透明度の低い琥珀にも虫が含まれていることがありますが、なにせ見通せないのが残念なところ。


よく見ると、虫以外にもいろいろな内包物があることが分かります。毛のような片があります。これは星状毛と呼ばれるもので、ミズナラやオークの木の雄花の化石と言われています。つまり、琥珀は針葉樹の樹脂に起源を持っていますが、当時、針葉樹以外も多数の木々が生えていたことが分かります(※ミズナラは落葉広葉樹です)。


星状毛と思しき植物片を多数確認することができます。



アリは大きくありませんので、ぜひルーペで御覧ください。一般的なルーペで事足ります。


ちなみに、アリが足をよじらせているのは、樹脂から脱出するために藻掻(もが)いたからと言われています。琥珀に内包される虫にはよく見られる特徴です。


100円玉との比較。琥珀のブランド産地、バルト海産の虫入り標本です。ぜひルーペで4000万年前のアリの姿を御覧ください。

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価格

商品ID:ot1628

時代:新生代(6600万年前 -- 現在)

産地:Baltic Sea

サイズ:3.2cm×1.3cm×厚0.6cm

商品説明:4000万年前のアリが内包されたバルティックアンバー(専用ケース付き)。

この商品は売却済みです。

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