こちらは古代のワニの歯化石です。
野太くがっしりとした歯化石です。
ワニは現世では温暖な地域を中心に食物連鎖の頂点に君臨する生物としてよく知られています。中生代にはその分布地域は現世よりも更に広く、現世以上に繁栄をしていたと言っても過言ではないでしょう。
その見た目は恐竜に似ているようですが、同じ爬虫類ではあるものの、恐竜ではありません。膝をまっすぐに伸ばさずに歩く点が恐竜と大きく異なります。詳しくはコラム「爬虫類と恐竜の違い」を御覧ください。
ワニの歯は長さはそれほどでもないものの、非常に太く頑強に作られています。獲物の肉を切り裂くのではなく、ホールドするために進化したものと考えられます。
ワニは動物なら何でも捕食するものの、メインとなるのは魚です。動きの激しい魚を逃さないように突き刺すことに特化した構造になっています。
先端はやや丸みを帯びています。
ほぼ真円のルート部分。ワニの進化は非常に興味深いものがあります。早い段階で首長竜やヘビ、モササウルスなどと分かれ、最終的に恐竜とも分かれていきます。進化の系統をみる限り、恐竜とはかなり近い存在と言えるでしょう。詳しくはコラム「恐竜はどこから来たか?(恐竜進化の起源)」を御覧ください。
100円玉との比較。古代(中生代白亜紀)の野太いワニの歯化石です。
価格:
商品ID:ot1617
時代:中生代白亜紀(1億3500万 -- 6600万年前)
産地:Kem Kem basin, Morocco
サイズ:ロングカーブ計測2.5cm
商品説明:真円に近いルート。中生代白亜紀のワニの野太い歯化石
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