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サンタナフォーメーションの主(ぬし)、白亜紀に実在した肉食古代魚、カラモプレウルスの全身化石。ブラジル・セアラ州産。/中生代白亜紀(1億3500万 -- 6600万年前) 化石セブンスマホ専用サイト


こちらは、ブラジル・セアラ州サンタナフォーメーション産の絶滅古代魚、カラモプレウルスの全身化石です。


カラモプレウルスはアミアの仲間です。アミアは現世にも一種のみが生息しています。現世種アミア・カルヴァは北米東部に生息する淡水魚です。急激なターンを得意とする魚によく見られる、丸くて大きな尾ビレが特徴的です。


このカラモプレウルスの特徴をアミア・カルヴァは色濃く残していると考えられます。すなわち、何層に重なった暑い魚鱗、大きな背ビレと尾ビレ、そして、するどい歯。


脊椎骨が浮き出ています。


背中に中央に大きく盛り上がった背ビレ。カラモプレウルスの特徴の一つ。


化石からも密林の海中をゆっくりと遊泳している姿が想像できそうな迫力ある魚体です。


カラモプレウルスの最大の特徴の一つである、丸みを帯びた大きな尾びれ。


カラモプレウルスはアミア・カルヴァと同様、高速で泳ぐのではなく、夜間に獲物を待ち伏せて襲ったと考えられます。この大きな尾ビレを駆使して急激なターンを行い、獲物を一瞬で捕食したと考えられます。



現世種のアミア・カルヴァは成体で50センチ前後ですが、こちらの古代種カラモプレウルスは68センチにも達します。まさに巨大魚。


頭部は硬い骨で覆われていることが分かります。かなり立体的で丸い頭部をしていたことが化石からも分かります。眼窩底はネガ部分が残されており、膨らんでいます。



失われやすいドーサルフィンが残されています。ここが残っているか否かで、化石全体の印象が変わります(とくにカラモプレウルスの場合、背びれが大きいため)。


細かい魚鱗が重なっています。


口の先端を御覧ください。細かい歯が何本も保存されているのがお分かりいただけることでしょう。カラモプレウルスは貪欲な肉食魚であったことがこの点からも分かります。



上顎、下顎のいずれにも細かい歯が残されています。


裏面。ノジュールとして発見された標本です。ノジュールとは、魚が死骸となったのちアンモニアが発生し、海水に含まれる炭酸カルシウムと反応し、死骸のまわりに集積したものです。最終的に卵のようなボール状の化石となります。ハンマー等で分かると、内部に生物の組織が保存されています。


赤いマーカーは10センチ間隔です。体長68センチの巨大なカラモプレウルスの化石です。ブラジル・サンタナフォーメーションから採集される大型魚類のなかでも、最も希少な部類の一つです。

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価格

商品ID:ot1570

時代:中生代白亜紀(1億3500万 -- 6600万年前)

産地:Ceara, Brazil

サイズ:本体68.5m 母岩含め全体幅69.5cm×奥行17.5cm×厚6cm 7.9cm 

商品説明:サンタナフォーメーションの主(ぬし)、白亜紀に実在した肉食古代魚、カラモプレウルスの全身化石。ブラジル・セアラ州産。

この商品は売却済みです。

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