こちらは中国遼寧省で採集された、リコプテラ(Lycoptera)という名前の古代魚の化石です。
リコプテラは中生代白亜紀の川などに棲み着いていた淡水魚です。白亜紀といえば陸上では恐竜が闊歩していた時代です。
リコプテラはニシン科の魚です。比較的丸い頭部と細長い魚体をしています。現在のニシンとそれほど変わらない姿と言って良いでしょう。ただし、現世のニシンは回遊性の海水魚です。
背骨がきれいに残っています。リコプテラは中国のみならず韓国、モンゴル、シベリアなどユーラシア大陸東沿岸で採集されます。
リコプテラは決して大きな魚ではありません。数センチ程度で、多くはプラクトンを捕食していました。種によっては鋭い歯を持ち、小さな昆虫を捕食したと考えられています。
大きな尾ビレ。
今回の標本は単体ですが、群集で見つかることが多い魚です。おそらく、大群で棲息していたのでしょう。
全形が残されています。
100円玉との比較。中国遼寧省で採集された淡水魚、リコプテラの全身化石です。淡水性の湖に棲息していたと見られます。
価格:
商品ID:ot1499
時代:中生代白亜紀(1億3500万 -- 6600万年前)
産地:中国、遼寧省
サイズ:本体4.1cm 母岩含め全体10.5cm×8.8cm×0.5cm
商品説明:中生代白亜紀の淡水魚、中国遼寧省産リコプテラ(Lycoptera sp.)の化石
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