こちらは古生代石炭紀のシダ植物アレトプテリス・セリッリの標本です。
米国・ペンシルバニア州産。
現世のシダ植物の葉の形とそれほど大差がないのが特徴です。
裏面もアレトプテリスの葉の化石でびっしり覆われています。
アレトプテリスはいわゆる種子シダに属します。種子シダ類は現世には存在しません。もっとも原始的な裸子植物の一つで、石炭紀の前のデボン紀頃から台頭しはじめ、白亜紀には姿を消しました。
ご存知の通り、現世のシダ植物は種子を作りません。ところが、アレトプテリスはこの葉の裏側に種子を備えていたことが分かっています。
アレトプテリスはメドゥロサ目に属します。よく知られているシダ種子類としては、グロッソプテリス目があります。グロッソプテリスのグループの化石は世界中の古生代の地層から採集されることでよく知られています。
100円玉との比較。アレトプテリスは種子シダ類のなかではややマイナーです。この標本は葉の形がよく分かる良質品です。
価格:
商品ID:ot1496
時代:古生代石炭紀(3億6700万 -- 2億8900万年前)
産地:Pennsylvania, U.S.A.
サイズ:10.8cm×7.5厚1.5cm
商品説明:種子シダ類を代表する植物アレトプテリス・セリッリ(Alethopteris serilli)の葉化石
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