こちらは中国遼寧省産易県累層産のヤゴの化石です。
ヤゴとはトンボの幼生のことです。とはいえ、成虫であるトンボとは大きく異なる姿をしています。別の虫と考えたほうが良いくらい特性も異なっています。トンボは空中に適応した生物である一方、ヤゴは水中で生活をします。いずれも肉食ですが、トンボがカやハエなどを食べる一方、ヤゴは水生昆虫のほか小魚を捕食することもあります。
こちらのヤゴは全体、そして腹部から生えた足が確認できる大変状態の良い標本です。
他にもいくつかの部位が散見されます。
堆積する段階で散り散りになったのでしょう。自然な化石の産状と言えます。
遼寧省西部易県累層は基本的に白亜紀前期の地層とされていますが、ジュラ紀後期との説もあり、現在も議論が続いています。
ヤゴは大きく非常に立派な個体です。
左側の足が腹部から生えている事がわかります。
腹側の部位が保存されています。
腹部の体節。
100円玉との比較。ヤゴの体長にご注目ください。
価格:
商品ID:ot1486
時代:中生代白亜紀(1億3500万 -- 6600万年前)
産地:中国、遼寧省
サイズ:本体6.5cm 母岩含め全体 15cm×21.6cm×厚2.2cm
商品説明:中国遼寧省産、白亜紀前期のヤゴ化石(トンボの幼虫)。65ミリ、大きい!遼寧省西部、易県累層(Yixian Formation)産。白亜紀前期。
この商品は売却済みです。
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