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先史時代で最も有名な巨獣、ケナガマンモス(Woolly Mammoth)の臼歯の化石。光沢仕上げ。/新生代第四紀(260万年前 -- 現在) 化石セブンスマホ専用サイト


こちらは、マンモスの歯の化石です。マンモスを含むゾウの仲間の歯は臼歯と言います。臼(うす)の文字通り、植物を擦り潰すように使われます。


表面は本来、凹凸がありますが、こちらの標本は光沢が出るまで、丹念に磨かれています。


マンモスはいくつかの種が存在しますが、ウーリーマンモスは、およそ40万年前に、東アジアでステップマンモスから派生したと考えられています。ウーリーマンモスは数千年前まで生き残っていた証拠がありますが、ステップマンモスはおよそ37万年前には絶滅したと考えられています。一般に、マンガやアニメなどでマンモスとして描かれる毛むくじゃらのマンモスは、この標本の主であるウーリーマンモスになります。前述のステップマンモスや北米の巨大マンモスである帝王マンモスなどは現世のゾウのようにそれほど体毛がありませんでした。


ウーリーマンモスはユーラシア大陸の北部と北アメリカに棲息しており、その大部分は寒冷地でした。そこに生える草(キク科の植物)を主食としていました。この歯化石で、当時の草を上下から擦り潰して食べていたのです。


白い部分が硬いエナメル質で、茶色の部分が基質です。


コレクション品として楽しめるだけでなく、白いエナメル質が十分に保存されていて、マンモスの臼歯がどのようなものであったか、しっかり観察できる良い化石です。


こちらは裏面です。表面との違いはコーティング処理が施されていないことのみ。丹念に磨かれている点は変わりません。


厚みはおよそ1cm。横から見ると、いかに丹念に磨かれているのかお分かりいただけるでしょう。



巨大な体躯を成長、維持していくためには、大量の草木を食べる必要がありました。マンモスの歯化石は生涯6回ほど生え変わったようですが、もし最後の歯を使い切ってしまえば、その個体の終焉を意味していました。当然のことながら、マンモスの歯を治癒する医師は居なかったわけですから・・・。恐竜のように何度も歯が生え変わらないマンモスにとって、歯の健康は生死に関わる問題でした。


ウーリーマンモスは先史時代の人間と直接関わっていたことでもよく知られています。なんと、セントポール島やランゲル島で、大陸から離れていたマンモスについては、およそ5千年前まで生存していたことが知られています。エジプト文明が興ったのが4千年前とされていますから、いかに最近のことであるか、分かりますね。


それにしても、見事な展示姿だとは思いませんか?純粋に綺麗だと感じる化石です。


100円玉との比較。サイズも十分。人類との関わりが深く、伝説的な巨獣として解釈されてきたマンモスの臼歯の化石です。表面が丹念に磨かれ、コーティングが施されたコレクション用の展示品です。

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価格

商品ID:ot1334

時代:新生代第四紀(260万年前 -- 現在)

産地:Russia

サイズ:14.3cm×5.6cm×1cm 126g

商品説明:先史時代で最も有名な巨獣、ケナガマンモス(Woolly Mammoth)の臼歯の化石。光沢仕上げ。

この商品は売却済みです。

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