ペルム紀のブラジル産珪化木をご紹介します。断面は鏡面仕上げになっており、模様の美しさが際立ちます。
本標本、一つの木化石をカットしてあります。これにより、カット面が2面になるので2パターンの展示方法が楽しめます。
木といってもカチカチ、大変硬い化石です。重さは全部で5.6キロオーバー、18.5センチ幅あり、立派なサイズです。
手との比較です。この迫力!ブラウンと乳白色の濃淡が美しい。
観賞用に選別された、特別な木化石です。
そもそも、木の化石はなぜ「珪化木(ケイカボク)」とよばれるのでしょうか?
珪化木「珪」は珪酸のケイです。ケイ酸は土の成分の60~80%を占める成分で、地球上のあらゆる生物の細胞に入っている物質です。木が化石化していく経緯は次のとおりです。古代に生えていた木が、火山や天変地異、その他さまざまな理由で土砂に埋もれたとしましょう。そして、地層から圧縮を受けます。圧縮を受けた木に、ケイ酸を含んだ地下水が染み込んでいきます。そして徐々に木の細胞の中を満たしていくのです。長い期間を経て、木の中身は二酸化ケイ素という物質に置き換わっていきます。二酸化「ケイ」素に「変化」した「木」。だから、木化石はは珪化木と言う名前がついたのですね。
こちらは反対面。カット面がピッタリ一致しており、一つの個体であることがわかります。
間に本などを挟んで天然のブックエンドとして用いることも出来ます。古くから欧米の書斎やリビングでは珪化木のブックエンドがさりげなく置かれています。数億年という時を経た珪化木と、作者の想いを恒久的に記す本との相性は、イメージがぴったりくるのかもしれません。古代の自然を、現代インテリアに取り込もうとする人々の遊び心と知恵なのでしょう。
価格:
商品ID:ot1291
時代:古生代ペルム紀(2億8900万 -- 2億5100万年前)
産地:Brazil
サイズ:18.5cm×11.7cm×高17.3cm 5670ḡ
商品説明:2面の展示方法ができる古代の木化石、ブラジル産珪化木(ケイカボク)
この商品は売却済みです。
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