ズングリむっくり、おにぎり型の愛らしい鉱物、ポリクロームジャスパーをご紹介します。オレンジかがった柿色と、チャコールブルーの絶妙な配色が魅力的な標本です。
こちらの鉱物は「ポリクロームジャスパー石」といい、ポリクロームは「多彩色の」、ジャスパーは日本名に碧玉(へきぎょく)と言われています。ポリクロームジャスパーは訳すと、「多彩色の碧玉」ですね。
碧玉(へきぎょく)というのは、カルセドニーとよばれる玉髄の仲間で、よく知られている石英の集合体のことです。
こちらが裏面。
碧玉はガラス光沢があり表面をポリッシュしていることもあり手触りは大変滑らか。本標本は透明感があるのですが、特に写真左側、乳白色に見えるあたりは、表面から数ミリ入ったところで色が段階的に変わっているのが見て取れます。
こちら、石英の仲間ですから硬度は7です。硬度は1から10まで10段階ありますから、7というのは比較的硬いほうに分類されます(ダイヤモンドが硬度10)
それにしても面白い模様ですね。ジャスパー石は微細で不透明な石英由来の鉱物。岩盤の割れ目に浸みた、シリカが豊富な水溶液が沈殿したものです。
手の平に収まるジャストサイズなのが心憎い。つい標本を手にとって、くるくる回しながら物思いに耽ってしまいそうです。この愛らしいフォルムにピンときた方に。
価格:
商品ID:ot1235
時代:Unknown
産地:Madagascar
サイズ:5.8cm×5.5cm×3.4cm
商品説明:おにぎり型で手馴染みのよい形状。色彩豊かな鉱物、ポリクロームジャスパー石艷やかで鮮やかな碧玉が、美しく磨かれた標本です。
この商品は売却済みです。
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