中新世(約5300万年から2300万年前)の木の化石です。時代が比較的新しいせいか、まるで生木のような見た目。しかし、実物はカチコチに化石化しています。その感触のギャップに思わずニンマリ。
表面の木肌も生木に近いものがあります。しかし指でこすってみても、木くずのかけらも落ちてきません。
生木の印象を与えているのは、その白さ。マンガンや鉄分に少しも置換されなかったため、濃い色が着かなかったのでしょう。
年輪が明瞭に残されています。この時代には、すでに現世と同じ被子植物が隆盛していました。中生代半ば頃には、すでに被子植物は現れ始めていました。植物の進化については、コラム「10分で分かる植物の進化」を御覧ください。
マンモスの牙のマテリアルと見間違うほどの白さ。
新生代の珪化木は古生代はもちろん中生代の標本とも明らかに違います。
年輪が解けそうになっています。これもマンモス牙の剥がれ方とよく似ています。
陶器のような白い肌(木肌)。
100円玉との比較。まだ温暖な気候が続いていた当時。長期的には徐々に冷却が進んでいた中、オレゴン州に立っていた木の化石です。
価格:
商品ID:ot1213
時代:新生代第三紀(6600万--260万年前)
産地:Oregon,U.S.A.
サイズ:8.9cm×4.2cm×3.6cm
商品説明:生木のような見た目なのに感触は石!中新世の珪化木(米国オレゴン州産)
この商品は売却済みです。
このウィンドウを閉じる