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シックブラランにため息が漏れる、古代の切り株。マダガスカル産珪化木(ケイカボク)/中生代三畳紀(2億5100万 -- 1億9500万年前) 化石セブンスマホ専用サイト


マダガスカル産の切り株型の珪化木です。非常に深みあるシックブラウンが特徴。


何色か例えることが困難なほど複雑で深い色合いです。茶系であることに疑いはありませんが、ピンク色やオレンジ色も含まれ、それらが渾然一体となり、実に深い茶色を生み出しています。


このあたり、オレンジやイエローに近い明るい色が見られます。


このあたりには、ピンクと言っても大げさではないほど明るく軽い色も見られます。


一見カオスな色使いですが、肉眼で見ると、まとまりがないとは全く思いません。むしろ、構成している色それぞれが不離一体となり、一つの絵画を成しているようにさえ見えます。


深い茶色をベースに、イエローやピンクがちょうどよい挿し色となっています。


こちらは反対面。


表面は手で触ると指紋が付くくらいに木目細かく磨かれています。


表面の美しさを解説するのに夢中で、本来の形を忘れていました。この標本は切り株型なのです。側面の木肌を楽しむことができます。


この珪化木は、恐竜が地球上に産声を上げ始めた中世三畳紀の地層から採集されたものです。1億数千万年前の木の樹皮がほぼそのままの形で保存されていることに、ロマンを感じない人は化石コレクターなら皆無でしょう。


本標本には明確な年輪を観察することができないことにお気づきでしょうか。こちらは木生シダといって、シダの仲間の根が巨大化したものです。古生代から中生代にかけて、現世の日本の野山に群生するシダのイメージから程遠いほど巨大で分厚い幹をもった植生が広がっていました。現在の石炭のもととなったのは、これら木生シダであったことをご存知でしょうか。詳しくはコラム「産業革命の原動力となったのは石炭紀に大発展したあの植物」を御覧ください。


様々な色が渾然一体となった、この姿をぜひ肉眼でご覧いただきたいと思います。


木生シダのがっしりとした幹。


100円玉との比較。直径最大部11.5cm、厚みは8.6cmという立派な大きさ。石炭にならずに、珪化木になってくれて有難う!

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価格

商品ID:ot1129

時代:中生代三畳紀(2億5100万 -- 1億9500万年前)

産地:Madagascar

サイズ:11.5cm×11.2cm×高8.6cm

商品説明:シックブラランにため息が漏れる、古代の切り株。マダガスカル産珪化木(ケイカボク)

この商品は売却済みです。

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