西オーストラリアのマニング・レンジ周辺に落下した隕石です。鉄ニッケルの塊で構成される、生粋の鉄隕石、マウントデューリングをご紹介します。
マウントデューリングは701kgほど発見されており、本標本はその一部をコレクション用にスライスカットしたものです。スライスにすることで鉄ニッケルの境界を楽しむことができます。
隕石の大分類は、鉄ニッケルの分量から、鉄隕石、石鉄隕石、石質隕石に分けられます。鉄隕石は、鉄ニッケルの量が最も多く、磁石にくっつきます。すべての隕石が磁石にくっつくのではありません。鉄ニッケルの分量の少ない石質隕石はわずかに磁力を示す程度で、はっきりと磁石にくっつくわけではありません。本標本は鉄隕石のため、磁石と強く引き合います。
鉄隕石はの起源は天体(星)の中心部にあるとされています。天体は、表層から中心部に向けて、地殻、マントル、核の3つの構造から成り立っています。表層は珪酸塩鉱物が中心となり、中心部は鉄ニッケルが主な構成物となっています。
鉄とニッケルが網目状の構造をなしています。
鉄はニッケルより融点がやや高いため、冷え固まるさいに分離し、境界を作ります。鉄の融点は1540度弱、ニッケルの融点は1450度強です。
コレクション用に美しくカットされています。
鉄ニッケルの合金は可塑性の高さなどから工業用素材として使用されていますが、本標本は、天体から生成されたロマンあふれる逸品です。
モザイク模様のようですが、人工的な手が一切加わっていません。
100円玉との比較。1909年に最初に発見された、生粋の鉄隕石、マウントデューリングの美しいスライスカット標本です。
価格:
商品ID:ot1107
時代:新生代(6600万年前 -- 現在)
産地:Australia
サイズ:2.8cm×2.5cm×厚0.3cm 17g
商品説明:博物館クオリティ!生粋の鉄隕石のスライス標本!オーストラリア産マウントデューリング
この商品は売却済みです。
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