ナイフのような歯、と形容されるカルカロドントサウルスの歯化石ですが、こちらはナイフの形に、厚みがあるタイプでかなりがっしりした印象の標本です。かつ、大変ナチュラル。北アフリカ大陸の荒くれ者を彷彿とさせる、堂々とした歯化石です。
正面から撮影。ロングカーブ計測6.5センチあります。カルカロドントサウルスの歯は、ティラノサウルスのそれとは異なり、三角形に近い形で幅広であるのが特徴です。
本標本はそれに加えて厚みがあります。手の平との比較。
シュッとしたフォルムのなかにも、歯根(しこん)部が盛り上がっています。厚みがあることがよくわかります。
こちらが歯根部です。一般的なこのサイズのカルク歯に比べ、やはり分厚い印象です。計測すると、厚みが1.6センチありました。
カルカロドントサウルスは「アフリカン・T-rex」とよばれています。獣脚類のなかでも常にティラノサウルスと比較され、いつも何かと話題に上がる肉食恐竜です。
ティラノサウルスとよく比較されるのは頭部の長さ(頭骨長)です。頭部の長さ1.5メートルのティラノサウルスに対し、カルカロドントサウルスは同程度、あるいはそれ以上の長さとも言われています。カルカロドントサウルスはティラノサウルスと並んで史上最大級の肉食恐竜であると認識されています。
この写真だけを見れば、ナイフと思う方もいるかもしれません。まさにナイフのような鋭い先端をもつカルク歯です。
本標本は非常にナチュラルで、表面にみられるシワがよく残っています。
インナーセレーションです。このギザギザはまさに、ステーキナイフのようです。
100円玉との比較。厚みがある分、重量感もあり、手に取るとズッシリきます。ナチュラル標本をお探しの方に。
価格:
商品ID:di978
時代:中生代白亜紀(1億3500万 -- 6600万年前)
産地:Morocco
サイズ:ロングカーブ計測6.5cm
商品説明:
この商品は売却済みです。
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