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１００％ナチュラルの希少品！非常に美しいエナメル質とセレーションが保存された、ティラノサウルス・レックス（Tyrannosaurus rex）の幼体の歯化石/中生代白亜紀（1億3500万 -- 6600万年前）化石セブンスマホ専用サイト

こちらは米国モンタナ州、カーターカウンティで採集されたティラノサウルス・レックスの幼体の歯化石です。１００％ナチュラル、採集された状態のままです。ナチュラルな歯化石ならではの、様々な模様を確認できる、味わい深い逸品であります。

ティラノサウルス・レックスの化石のコレクターならば皆ご存知のように、毎年、レックスの歯化石の出玉は減少傾向です。ハンターの高齢化や減少、あるいは上流で取引されてしまいマーケットまで降りてこないなどいくつかの背景があります。そんな中、今回はナチュラルで味わい深い歯化石を皆様にご紹介できます。

いかがでしょう、このエナメル質の艶。エナメル質とは歯茎より上に露出した部分を覆う薄く堅い皮のような組織です。歯化石のなかで最も失われやすい構造の一つです。

エナメル質が残存していると、ご覧のように美しい光沢が残ります。また、断続的なクビレのような模様が確認できます。こちらは幼体もしくは亜成体の歯化石によく見られる特徴で、歯が成長過程にあったことを表すものではないかと推察しています。

稜線をご覧いただきましょう。ご覧の通り、ファスナーのようなギザギザの部分を確認できます。これをセレーションと言います。獲物の肉を切り裂くために進化した部分です。我々ヒトの歯にはこのセレーションがありません。歯は食性を表すと言います。ティラノサウルス歯は、獲物の肉を切り、また噛み潰すのに適した構造になっていることが分かります。

採集されたままの状態です。ナチュラルな歯化石だけで確認される、複雑な模様をご覧いただけます。遠目から見ると濃い目のブラウン一色に見えますが、近づいてみると、非常に複雑なパターンを形成していることが分かります。歯の表面は堆積期間中にミネラルの入れ替わりが積極的に進む部分でもあるため、堆積環境の影響を受けやすく、色の変化も進みます。歯化石の見どころの一つです。