こちらは、北アフリカに棲息していた巨大な竜脚類恐竜であるレッバキサウルスの歯化石です。体長20メートルに達したとされる、非常に大きな草食恐竜でした。
なかなか面白い形をしています。レッバキサウルスはその体躯に似つかわしくない、小さな頭部にある上下の顎に、このような細長い歯を何本も並べていました。この歯を使って、高木の葉をこそぎ落として食べていたと考えられています。
竜脚類恐竜の歯化石は、概ね似た形をしています。まっすぐで長く先端がやや丸みを帯びています。よく釘に例えられます。あるいは複数の歯がまとまっている状態を、櫛(くし)に例えられることも。
レッバキサウルスはディプロドクス上科に属していて、非常に長い首と尾を持っていました。白亜紀後期の北アフリカに棲息していましたが、同時期に南米でよく似たラヨソサウルスが存在していました。現在のアフリカ大陸と南米大陸は陸続きではありませんが、実はおよそ2億年前には同じ大陸でした。レッバキサウルスとラヨソサウルスはその頃に共通の祖先がいたと考えられます。アフリカ大陸と南米大陸には、よく似た恐竜が存在することから、2つの大陸間が陸続きであったことを示す間接的な証拠になっています。
確かに釘っぽく見えますね。
根本は楕円形です。植物をカットするのではなく、こそぎおとすために進化した歯化石です。
直線計測で5センチ強。
100円玉との比較。白亜紀後期の北アフリカに棲息していた巨大な竜脚類恐竜、レッバキサウルスの歯化石です。
価格:
商品ID:di1256
時代:中生代白亜紀(1億3500万 -- 6600万年前)
産地:Taouz, Morocco
サイズ:直線計測5.2cm
商品説明:櫛や釘に例えられる独特の形。白亜紀後期の北アフリカに棲息していた竜脚類恐竜、レッバキサウルス(Rebbachisaurus)の歯化石
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