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カーブ計測で115ミリ!アフリカのTrexこと、カルカロドントサウルスの紛れもない巨大歯化石/中生代白亜紀(1億3500万 -- 6600万年前) 化石セブンスマホ専用サイト


この見るからに巨大な歯化石は、アフリカのティラノサウルスの異名を持つ、カルカロドントサウルスの歯化石です。しかも10cmオーバーの紛れもない巨大歯。


アフリカのティーレックスの異名は、ある面では正しく、ある面では的外れかもしれません。カルカロドントサウルスの名は1931年にドイツの古生物学者エルンスト・シュトローマーによって、正式に記載されました。最近発見された部分的な頭骨は全長1.6mに達し、あのティラノサウルスを凌ぐ大きさだったため、「アフリカのティラノサウルス」の蔑称で呼ばれるようになりました。ところが、その頭骨の特徴からすると、ティラノサウルス科との共通点はほとんどなく、むしろアロサウルスに似た生物であることが分かりました。事実、アロサウルス上科に属します。


歯の形状や特徴においても、ティラノサウルスのそれとは一線を画しています。ご覧のように、カルカロドントサウルスの歯は、平板でステーキナイフのよう。太く厚みのあるティラノサウルス科の恐竜の歯とは共通点がありません。


カルカロドントサウルスという名称は、カルカロドンのような歯を持ったトカゲという意味です。カルカロドンとは、カルカロドン・メガロドン、つまり新生代の巨大ザメ、メガロドンを指します。シュトローマー氏はメガロドンのような歯をもつトカゲと名付けたのです。確かに、メガロドンの歯ほどではないにせよ、幅広で、扁平な形をしています。


カルカロドントサウルスという属名にしろ、アフリカのティーレックスというニックネームにしろ、他の生物に例えられてばかりですが、実際には相当個性的な恐竜です。


アロサウルス上科に属するものの、歯の形は非常に個性的です。よく似ている歯といえば南米のギガノトサウルスくらいで、巨大なステーキナイフのような形を見れば、すぐにカルク(カルカロドントサウルスの略)の歯であると判別ができます。


根本から撮影。このようにかなり扁平な形をしています。この歯は巨大歯なので、それでも十分に太いですが・・・。


カルカロドントサウルスは、およそ1億1200万年前~9350万年に、北アフリカで棲息していたと考えられています。同時期、同地域にはシュトローマー氏が記載したあのスピノサウルスが棲息していたことが分かっています。ただ、2010年に歯の酸素同位体の分析により、スピノサウルスが水陸両性であったことが分かってきました。この事実から、研究者は、陸にはこの歯の主のカルカロドントサウルスのような巨大な獣脚類が、水辺には史上最大のワニ、サルコスクスなどがおり、エサの獲得競争が激しかったため、スピノサウルスは、その時々で、有利な餌場に切り替えていたのではないか、と仮定しています。


つまり、当時のアフリカは史上稀にみる巨大肉食生物(巨大ワニ)の大競争時代だったのでしょう。その中でも、餌場を上手に分け、できるだけ争いを避けていたということなのでしょうか。


エナメル質に残る天然なパターン。


手のひらと比較。ロングカーブ計測で10cmを超えると、このくらいのインパクトがあります。本当に大きなナイフのようではありませんか。


根本まで歯冠が続く、真の意味での巨大歯化石です。


巨大な頭骨に、巨大な歯。カルカロドントサウルスは比類なきハンターでした。


スタンド置きで栄える姿。やはり巨大歯はシルエットが違います。


この存在感!


直線計測でも10cmオーバー。デカい!


100円玉との比較。やはり10cmを大きく超える歯です。大きいだけで他にはない魅力があります。

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価格

商品ID:di1024

時代:中生代白亜紀(1億3500万 -- 6600万年前)

産地:Morocco

サイズ:11.5cm(ロングカーブ計測)

商品説明:カーブ計測で115ミリ!アフリカのTrexこと、カルカロドントサウルスの紛れもない巨大歯化石

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