ロングカーブ6.7センチ、ルート部の厚みがあるスピノサウルスの歯化石をご紹介します。
円錐形の突き刺し歯、スピノサウルスの歯の典型的なフォルムをしている本標本。先端部から歯根(しこん)部にかけて、一気に厚みが増すタイプです。
手のひらとの比較。実際のサイズより大きく感じるのは、厚みがあるせいでしょう。
反対側もナチュラルな質感。ルート部に厚みがあるせいか、手に取るとかなりズッシリ感があります。
この真ん丸な断面がスピノサウルス歯の特徴です。スピノサウルスは、北アフリカ大陸に生息した肉食恐竜です。最大17メートルを誇る体格をもったとされ、肉食恐竜では最大級のサイズであったことはあまりに有名です。
知名度の高いティラノサウルスとスピノサウルスは、肉食恐竜の代表種としてよく比較されるのですが、歯の形状は全く異なります。スピノサウルスは、主に魚食性の恐竜であったため、ヌメリのある魚などにも対応できる突き刺し歯のフォルムを有しています。一方、ティラノサウルスの歯は、餌食となった恐竜の骨をもくだく頑丈な歯です。噛み合わせの力が及ぶよう、分厚いつくりで、肉を切るため縁にギザギザ(セレーション)も持ち合わせています。
スピノサウルスの歯はご覧のとおり縁にギザギザはないものの、表面に溝があります。ワニの歯に形がにているのですが、これは滑りやすい魚などを刺した時に取り損じることがないように工夫された構造といえます。
ボリューム感のあるサイズです。
ケース付きでお届けします。肉食恐竜歯化石のコレクションをお考えの方に。
価格:
商品ID:di1004
時代:中生代白亜紀(1億3500万 -- 6600万年前)
産地:Morocco
サイズ:ロングカーブ計測6.7cm 周長7.5cm
商品説明:周長7.5センチ。ルート部にかけて分厚さを増す、スピノサウルスの歯化石(Spinosaurus)展示ケース付きでお届けします。
この商品は売却済みです。
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