こちらは古生代デボン紀に生息していた頭足類の仲間、ゴニアタイトです。アンモナイトの先祖として知られています。
こちらのゴニアタイトが棲息した時代、古生代デボン紀は今からおよそ4億年前。まだ陸上に恐竜もいなかった時代です。海中では顎を持つ魚が現れ始め、陸上で棲息していた生物はまだほとんどいなかったため、「魚の時代」と言われています。ゴニアタイトを襲う生物もまだそれほど多くなかったと考えられています。
一般的なゴニアタイトとは少し異なるユニークな模様。
この時代の生物は、まだそのほとんどが海中で棲息していたと書きました。2004年にティクターリクという動物の化石が発見され、魚から陸上生物への途中の形態を示していました。肉鰭類という肉質のヒレを持つ魚で、次の時代の生物である四肢動物の特徴を併せ持つものでした。ティクターリクは成長すると3メートルにもなり、強靭な顎と鋭い歯を持っていました。このティクターリクが絶滅して数百万年後、あのイクチオステガ(はじめての陸上四肢動物)が登場しました。こちらのゴニアタイトはそうした時代の海中に生息していた生物です。
硬い殻の内部には、現世のイカやタコのような軟体部が収まっていました。現世のヤドカリとは異なり、軟体部は殻に固着されていました。
比較的厚みがあるタイプ。
直径最大部12センチほどの立派なゴニアタイトです。
100円玉との比較。
価格:
商品ID:an2024
時代:古生代デボン紀(4億1000万 -- 3億6700万年前)
産地:Morocco
サイズ:直径12cm 厚3.4cm
商品説明:ユニークな柄が面白い、アンモナイトの祖先、ゴニアタイト(Goniatite)の化石
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