こちらは人気のアンモナイト、クエンステッドセラスです。全体が黄鉄鉱によって置換されている、いわゆる黄鉄鉱化アンモナイトです。
アンモナイトの渦の中央、「ヘソ」まで保存されています。
よく見ると、殻の表面に線が見えますね。こちらは縫合線といい、アンモナイトの内部の骨格が表面に露出したものです。縫合線はアンモナイトの種類に固有で、一般に時代が若くなると、複雑になっていきます。ジュラ紀のアンモナイトであるクエンステッドセラスの縫合線はかなり複雑です。地質年代についてはコラム「地球のタイムスケール」をご確認下さい。
両面ともに保存状態良好です。
アンモナイトが死に絶えると軟体部から発生られるアンモニアが海中の硫黄と反応して黄鉄鉱が発生することがあります。その黄鉄鉱が殻本来の成分と徐々に入れ替わり、このような姿になったと考えられています。こういったアンモナイトを一般に黄鉄鉱化アンモナイト、あるいはパイライトアンモナイトなどと言います。
直径最大部33ミリ。黄鉄鉱化したクエンステッドセラスとしてはかなりのラージサイズ。
クエンステッドセラスの特徴の一つは、縁部が尖っていること。
100円玉との比較。保存状態の優れたロシア産の黄鉄鉱化アンモナイト、クエンステッドセラスです。
価格:
商品ID:an1974
時代:中生代ジュラ紀(1億9500万 -- 1億3500万年前)
産地:Saratov, Russia
サイズ:本体最大部3.3cm
商品説明:人気!保存状態良好!全体が黄鉄鉱によって置換されたアンモナイト、クエンステッドセラス(Quenstedotoceras)の化石
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