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渦を巻いたものと真っ直ぐなもの。古生代の頭足類、ゴニアタイトとオルソセラスが同居した面白い化石/古生代デボン紀(4億1000万 -- 3億6700万年前) 化石セブンスマホ専用サイト


こちらは古生代の二大頭足類といって良い、オルソセラスとゴニアタイトが同居した化石です。写真左側がオルソセラスで右側がゴニアタイトです。


こちらのコラム「かたちから学ぶアンモナイトの仲間たち」を御覧ください。頭足類とは現世ではイカ・タコの仲間を指します。頭部から腕(足)が生えている生物のグループとお考えください。頭足類は生物らしい生物が登場したカンブリア紀には既に現れていました。オルソセラスとゴニアタイトでは、オルソセラスのほうがやや古くオルドビス紀に現れました。デボン紀に入るとゴニアタイトが登場します。こちらの化石はデボン紀のものです。


オルソセラスの和名は直角貝。文字通り、直線的なフォルムが特徴です。いずれも殻の内部に小部屋が多数あります。ガスをためることで浮力を得ることができたと考えられています。


オルソセラスを撮影。シンプルな縫合線が特徴的。アンモナイトのそれと比べるとシンプルさが際立ちます。小部屋の壁がそのまま縫合線となっていることが分かります。縫合線の複雑さは強度に比例していると言われています。一つ後の時代区分の中生代に入って出現するアンモナイトの縫合線は複雑を極めます。軽量化を図りつつ、強度をましているようですね。機動力を持ちつつ素早く動けるクロノサウルス(ジュラ紀)、リオプレウロドン(ジュラ紀)、プレシオサウルス(ジュラ紀)、エラスモサウルス(白亜紀)、モササウルス(白亜紀)などの海生爬虫類の登場によって進化したのかもしれませんね。


古生代では頭足類にとってダンクルオステウスなどの一部の板皮類を除いて天敵らしい天敵がいなかったと思われます。





横から撮影。


裏面は平らにカットされています。



オルソセラスの長さは10センチ弱、ゴニアタイトも直径最大部10センチ前後です。


100円玉との比較。オルソセラスとゴニアタイトが同居した面白い化石です。

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価格

商品ID:an1920

時代:古生代デボン紀(4億1000万 -- 3億6700万年前)

産地:Morocco

サイズ:ゴニアタイト直径10.8cm オルソセラス直線距離9.8cm 母岩含め全体12.4cm×10.7cm×厚2.4cm

商品説明:渦を巻いたものと真っ直ぐなもの。古生代の頭足類、ゴニアタイトとオルソセラスが同居した面白い化石

この商品は売却済みです。

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