こちらは代表的な黄鉄鉱アンモナイトの一つ、クエンステッドセラスです。ロシア産。
アンモナイトが黄鉄鉱化するのには理由があります。軟体部などの有機物が、酸素が少ない環境で活発に活動する細菌(硫酸塩還元バクテリア)によって分解され、硫黄が生成されます。その硫黄と堆積環境に多かった鉄分が結びついて、黄鉄鉱を作り出します。その黄鉄鉱がアンモナイトの殻の成分と徐々に入れ替わることで、このような全体が黄鉄鉱になった標本が生み出されます。
接写で撮影した一枚。殻の表面に不思議な模様が浮かんでいることがお分かりでしょうか。これを縫合線(ほうごうせん)といいます。内部の骨格が外に露出した部分です。
肉眼で見るとこのような感じ。非常に美しい化石です。
クエンステッドセラスは縁部が尖っているのも特徴の一つです。
パーフェクトと言って良い状態。
100円玉と同サイズ。全体がほぼ完全に黄鉄鉱化された、ロシア産のアンモナイト、クエンステッドセラスです。縫合線も見られます!
価格:
商品ID:an1823
時代:中生代ジュラ紀(1億9500万 -- 1億3500万年前)
産地:Saratov, Russia
サイズ:本体最大部2.5cm
商品説明:縫合線も見える!全体が黄鉄鉱化されたロシア産ジュラ紀のアンモナイト、クエンステッドセラス(Quenstedotoceras)の殻の化石
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