こちらはマダガスカル産の遊色アンモナイト、クレオニセラスです。角度を変えると紫が見える箇所が。写真右上あたり、紫が見えるのが分かるでしょうか。紫は遊色のなかで最も希少な色です。
マダガスカルは遊色アンモナイトの世界的な産地として知られています。その知名度の向上に大きく貢献したのは、フランスの陸軍将校、モーリス・コリニョンです。コリニョンは、1930年代から70年代にかけて、自らの軍隊を投入してマダガスカルのアンモナイトを調べに調べ、記録していきました。彼は、アンモナイトに関する本を多数執筆して、マダガスカルで産出されるアンモナイトの種類を体系立てていったと言われています。
クレオニセラスはマダガスカルを代表するアンモナイトの一つです。
アンモナイトの殻は最表層にプリズム層があり、その下に真珠層、さらにその下にプリズム層があります。これらをまとめて遊色層と言いますが、遊色層が失われてしまうと、このように光ることはありません。1億年という時を経てもなおもこうして美しい遊色を維持できているのは稀なことです。
全体に、さまざまな色が現れます。
反対側も素晴らしい遊色が保存されています。
赤から青まで、ほぼフルスペクトルの可視光を楽しむことができます。
100円玉との比較。紫を楽しめる箇所もある、高品位の遊色アンモナイト、クレオニセラスです。
価格:
商品ID:an1816
時代:中生代白亜紀(1億3500万 -- 6600万年前)
産地:Madagascar
サイズ:直径4.7cm 厚1.4cm
商品説明:最も希少な色、紫を楽しめる箇所もある、高品位の遊色アンモナイト、クレオニセラス(Cleoniceras)の化石
この商品は売却済みです。
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