こちらはマダガスカル産の遊色アンモナイト、クレオニセラスです。表層部の遊色層が主に赤色を呈する、美しき化石。
中央部には最外殻のプリズム層が保存されいて、七色に輝きます。
クレオニセラスは最後の一巻きが大きい、いわゆる密巻きのアンモナイトです。
薄めのフォルムですが、縁部は尖っておらず丸まっているため、いわゆる円盤状には見えません。比較的容易に判別できる形をしています。
アンモナイトの殻はもともとアラレ石(アラゴナイト)によってできていたと考えられています。長い間、堆積している間に、徐々に方解石へと変化していきます(メノウ化)。完全に方解石に変わると、七色の遊色層も失われます。こうして、様々な色を呈するということは、まだアラレ石が残存していることを意味します。
マダガスカルはこうした遊色層が保存されたアンモナイトの産地として世界的に有名です。
100円玉との比較。手に持って動かすと色が変わります。ぜひ遊色の美しさ、不思議さを体験してみてください。コラム、光るアンモナイトはなぜ「光る」のか?も合わせてお読みください。
価格:
商品ID:an1809
時代:中生代白亜紀(1億3500万 -- 6600万年前)
産地:Madagascar
サイズ:直径5cm 厚1.5cm
商品説明:ファーストコレクションにいかが?赤色を呈する、美しいマダガスカルのアンモナイト、クレオニセラス(Cleoniceras)の化石
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