こちらはマダガスカル産の縫合線が露出したアンモナイトです。属はクレオセラス。写真下側の部分、一部がメノウ化した、見事な縫合線が露出しています。
直径最大部11センチの大判のクレオ二セラスであり、縫合線の広がりも見事です。
一部がメノウ化しているため、光を通します。この虎柄のごとき模様を御覧ください!
濃いブラウンと珪酸塩鉱物からなるメノウ化した部分のコントラストが実に美しい。アンモナイトの中央(へそ)にはアラゴナイト層が一部保存されていて、遊色を楽しめる箇所も。
数ある縫合線が露出したアンモナイトのなかでも、群を抜いて美しい化石です。ちなみに、縫合線とはアンモナイトの内部の骨格が外部に現れた部分です。同じ頭足類の殻でも、アンモナイトの縫合線はかなり複雑であることが知られています。もっと古い時代のゴニアタイトやオウムガイの縫合線は非常にシンプルです。
縫合線は縁部にまで広がっています。
写真左下はまだ最外殻が残っています。前述の通り、殻を削り磨くことで骨格の一部が露出して、現れるのが縫合線です。その構造がよくわかります。左側のほうが僅かに厚みがあります。
この虎柄の美しいこと。
100円玉との比較。これぞ縫合線アンモナイトというべき、素晴らしい化石です。
100円玉との比較。濃いめのブラウンも味わい深い。
価格:
商品ID:an1761
時代:中生代白亜紀(1億3500万 -- 6600万年前)
産地:Madagascar
サイズ:直径11cm 厚2.8cm
商品説明:これを超える縫合線模様は中々ないでしょう、しかも大判!縫合線が美しい中生代のアンモナイト、クレオニセラス(Cleoniceras)の化石
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