個人的に、ゴニアタイトのこの柄が好みです。磨く以外、人間の手が加わっていないにも関わらず、どこか幾何学的な味わいが不思議で、長年、虜になっています。
ゴニアタイトは非常に古い時代の頭足類です。中生代の出現するアンモナイトよりもはるか昔から存在し、古生代末期のペルム紀の大絶滅に巻き込まれて、絶滅しました。それゆえ、アンモナイトの祖先と表現されることもあります。ちなみに、頭足類は、現世にも存在し、イカやタコがそれに当たります。古代の頭足類と異なり、硬い殻は持っていません。
ゴニアタイトを幾何学模様っぽく見せているのは、このシンプルな縫合線です。一度、アンモナイトとゴニアタイトの縫合線をイラストにしてみてください。ゴニアタイトは、ものの5分くらいで書き終わりますが、アンモナイトは少なくとも、その10倍はかかるはずです。
そのシンプルな縫合線で区切られたパーツは白や茶などはっきりと異なる色に染まっているのも、ユニークです。
よく、ゴニアタイトの色を茶と白のツートンなどと表現しますが、明瞭な境界を持っているのも特徴の一つと言えるでしょう。
こちらは直径最大部16センチの大判化石です。
裏面はラフにカットされています。こちらを底にして平置きが可能です。
厚みはおよそ28ミリ。かなり厚いタイプ。
おすすめの展示方法は付属のスタンドを使って立てる方法です。このゴニアタイトはかなりのサイズがあり、スタンド置きで見栄えが倍増します。迫力あり。
価格:
商品ID:an1753
時代:古生代デボン紀(4億1000万 -- 3億6700万年前)
産地:Morocco
サイズ:直径16.2cm 厚2.8cm
商品説明:直径最大部16センチ、ビッグサイズ!茶と白のツートン、幾何学的模様が人気の古代の頭足類、ゴニアタイト(Goniatite)の化石
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