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サービスプライス！遊色、縫合線、メノウ化の三点を同時に楽しめる、一挙両得ならぬ三得のクレオニセラス（Cleoniceras）の化石/中生代白亜紀（1億3500万 -- 6600万年前）化石セブンスマホ専用サイト

こちらはマダガスカル産のアンモナイト、クレオニセラスの化石です。赤い遊色と縫合線を同時に楽しめる一挙両得の品。写真左下の植物の葉のような模様が縫合線です。

殻の表層部に存在するアラゴナイトを含む層が保存されている場合に限り、美しい色を呈します。これを遊色と言います。その遊色層の下に存在するのが、縫合線です。皮膚の下にある骨格に例えると分かりやすいでしょうか。縫合線は、アンモナイトの殻の内部にある複数の小部屋の壁が外に現れた部分です。

縫合線が見えている箇所は大部分がメノウ化していて、わずかに透明度があります。光があたると渋く光ります。

こちらがその様子。縫合線とメノウの共演。非常に美しいです。

光が当たらないと、ご覧の様子。この大きな変化がメノウ化の魅力です。

この縫合線はアンモナイトの種類や時代を識別、同定するのに大いに役立ちます。古代の頭足類のなかでは、アンモナイトは比較的若い生物です。中生代に入って台頭し、中生代の終焉とともに絶滅しました。複雑な縫合線を特徴とします。中生代の末期にかけてより複雑化する傾向にありますが、三畳紀（中生代の最初のピリオド）のアンモナイトの縫合線もそれなりに複雑でした。