こちらはマダガスカル産のオウムガイの化石です。オウムガイは最も原始的な頭足類の一つで、アンモナイトが現れる、はるか昔から存在していました。また、アンモナイトが6600万年前に絶滅してからも、大きく形を変えることなく、命をつなぎ続け、現世にも棲息しています。あらゆる頭足類のなかで、もっとも息の長い生物です。
非常にシンプルな縫合線が分かりやすい特徴の一つです。縫合線とは、殻の内部の骨格(隔壁)が外部に露出したものです。オウムガイの縫合線は1本のライン。しかも、接線を一つないしは二つ程度しか持たない非常にシンプルなラインです。
こちらは恐竜が大地を闊歩していた時代の海に棲息していたオウムガイです。
オウムガイは時代を通じて、フォルムに大きな変化がありません。
外観の特徴の一つとして、厚くて丸い殻の形が挙げられます。まるでボールのような丸さです。
アンモナイトと比較すると、3倍はあろうかという厚みです。
また、非常に密巻きで、巻の回数自体が、アンモナイトと比べると、少なめです。巻き方の違いについては、コラム「正常巻きアンモナイトの巻き方 ~密巻きとゆる巻き~」を御覧ください。
100円玉より一回り大きいサイズ。
価格:
商品ID:an1748
時代:中生代白亜紀(1億3500万 -- 6600万年前)
産地:Madagascar
サイズ:本体直径3.3cm 厚2cm
商品説明:いつの時代も大きく形を変えることなく、悠久の時を生き続けてきたオウムガイ(Nautilus)の化石
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