こちらはマダガスカル産の遊色アンモナイト、クレオニセラス(Cleoniceras)です。アフリカ大陸の東数百キロに位置する世界で4番目に大きな島、マダガスカルで採集された上質の化石です。
こちらの化石は赤、緑など様々な色に輝きます。この現象を遊色と言います。マダガスカルはアフリカのなかではいち早くアンモナイトの研究が行われ、多数の素晴らしいアンモナイトが発見されてきました。※ 1930年代に当時の宗主国であったフランスの将校、モーリス・コリニョンが軍隊を用いて、アンモナイトを大規模に採集した結果、様々な新種のアンモナイトが見つかりました。
こちらのように希少色とされる青に輝く箇所があります。
このように美しい遊色が備わったアンモナイトはごく僅かです。アンモナイトの殻の表層部に存在するアラゴナイト層が失われずに保存されると、このように輝くことがあります。外部から入ってきた白い光が青、赤、黄など特定の色に分かれて飛び出します。これを分光と言います。
遊色アンモナイト全般に言えることとして、蛍光灯の下で見るより、太陽光など紫外線を含む光のもとで見たほうがより色が多様になり美しいということです。とくに寒色に近い色ほどその傾向が強まります。波長が短い紫外線が含まれていることが大きな要因でしょう。
太陽光のもとで撮影した一枚。様々な色が出現し、より一層、色彩が豊かになります。
特にこのブルーがより美しく見えます。
100円玉との比較。世界有数のアンモナイトの産地、マダガスカル島より採集された、世にも美しい遊色アンモナイト、クレオニセラスです。
価格:
商品ID:an1738
時代:中生代白亜紀(1億3500万 -- 6600万年前)
産地:Madagascar
サイズ:直径5.4cm 厚1.7cm
商品説明:世界有数のアンモナイトの産地、マダガスカル島より採集された、世にも美しい遊色アンモナイト、クレオニセラス(Cleoniceras)の化石
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