いかにもオウムガイ、どう見てもオウムガイ。典型的なオウムガイの化石です。一般的な白亜紀のアンモナイトと比べて、明らかな密巻きで、縫合線が逆向き。ちなみに、オウムガイとアンモナイトの見分け方は、コラム「化石からアンモナイトとオウムガイを見分ける方法」を御覧ください。
この標本の特長は、なんといっても、見事な連室細管の存在。写真中央の穴が連室細管です。人工的に取り付けたのでは?と思うほど、あまりにも見事な穴です。連室細管とは、殻の内部にある独立した小部屋を貫いる細い穴で、海水やガスなどを流出入させることができたと考えられています。海水を注入すれば沈み、ガスを注入すれば浮く、というわけです。
それにしてもきれいな標本です。欠けたところがありません。マダガスカル産のオウムガイの化石としてはややライトな色調も味わい深いです。
オウムガイは開口部が大きいことでもアンモナイトと見分けがつきます。アンモナイトより大きな軟体部が収まったいたのでしょうか。
殻の表面の光沢が美しい。全身を撮影しましたので、じっくりご覧ください。
100円玉との比較。いかがだったでしょうか?パーフェクトと申し上げて良い、高品位のオウムガイの化石です。中央を貫く連室細管は必見です!
価格:
商品ID:an1296
時代:中生代白亜紀(1億3500万 -- 6600万年前)
産地:Madagascar
サイズ:直径4.8cm 厚2.8cm
商品説明:殻のど真ん中を貫く連室細菅が凄すぎる!白亜紀のオウムガイの化石。美品!
この商品は売却済みです。
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