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楕円形で全面が広く輝くアンモライト/中生代白亜紀(1億3500万 -- 6600万年前)【al052】
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楕円形で全面が広く輝くアンモライト/中生代白亜紀(1億3500万 -- 6600万年前)【al052】
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幅13センチと広~い面で光るグリーンがきれいな楕円形アンモライトの登場です。
写真でご覧いただけるように、あらゆる緑系の色が楽しめるようなアンモライト片です。
アンモライトにおいて緑色系は、よく出る色なのですが、緑色とひとくくりに分類しかねるほど次々と色味が変化していくタイプは、おもしろく珍しいです。
黄色よりのグリーンがあらわれてきました。
と思うと、瞬時に黄緑系の色へと表情を変えます。
どんどん色が変化します。13センチ幅の中で化学反応が起こっているみたいです。
まだ変わります。
希少な青色~紫色系へと変化します。
美しいですね。まるで、シャガールの絵画に描かれたキャンパスのよう。
実はちゃんと赤いろも主張しているのです。右側に確認できます。
はっきりいって目の覚めるようなビビッドな色は本標本にはありません。はっきりパッキリとした色をお求めの方にはあまりおすすめいたしません。このアンモライトは幻想の世界に引き込まれるような淡い感じです。やわらか~な配色を好まれる方が好きなアンモライトです。
光の角度によってはこんなに明るい面も見せてくれます。が、一つひとつが主張はしすぎません。控えめなのが感じがたまらないのです。
青を発見つけました。嬉しいですね。いく通りもの色の輝きが見つけられるところがアンモライトの良さだとおもいます。ご自分で好きな面を探してみるという楽しみが、アンモライトの鑑賞には詰まっています。
ため息がでるようなブルー
グリーンの石畳のよう。こんなところがあれば歩いてみたいものです。
机の片隅に、インテリアコーナーの一角に本標本を置くと想像してみてください。ついつい目がいってしまいます。心落ち着く配色だからでしょうか。ブルーとグリーンの組み合わせ!一瞬で幻想の世界に連れていってくれます。
この角度で安定して置くことができます。
商品スペック
商品ID | al052 |
---|---|
年代 | 中生代白亜紀(1億3500万 -- 6600万年前) |
学名 | 楕円形で全面が広く輝くアンモライト |
産地 | Albert, Canada |
サイズ | 幅13cm / 高さ9cm / 厚み3.5cm / 375g |
商品解説 | きらきら光るダイナミックなアンモライトです。 光を当てないと一見地味な感じがするのですが、ひとたびライトを当てると緑、黄緑、オレンジ色を主体にきらきらっと輝きます。 本標本のすばらしいのは広範囲に輝くところです。 幅13cm、高さ9cmの十分な大きさ(成人男性の手のこぶしいっぱいほどのサイズ)に鮮やかな色が浮かび上がります。 また、輝く色の面は、一つひとつのカットが大きいためダイナミックに感じられます。 横置きするとちょうど光を全面に受けるようにカットされています。 本標本を手のひらに置いていただき、少しずつ角度を変えながら鑑賞してみることをおすすめします。先ほどまで緑だった色が紫へと変化していきます。 |
アンモライトとは?
アンモナイトの中で、特に虹色に光り輝く化石を「アンモライト」と言います。1981年にCIBJO(国際貴金属宝飾品連盟)によって正式に宝石に認定されました。
世界で唯一、カナダだけ
アンモライトは、カナダのアルバータ州でしか産出されません。この採掘場だけ、圧力・温度・周りの岩石の成分が最高のバランスを保ちアンモナイトを1億年かけて虹色に輝かせました。
薄い・もろい・少ない、だから価値がある!
アンモライトの殻は数mm程度でもろく、無損傷の感全体は数十万~数百万円で取引されています。価値はもちろんサイズと遊色度合いに依存します。原石のカケラや、カケラを加工した装飾品が一般に市場に出ています。
地球がつくった最高傑作
アンモライトは見る角度を変えると様々な色に光ります。これを遊色と言います。1億年の歳月を感じながら手にとって眺めていると時間の経つのも忘れてしまいます。
アンモライトをつくった大自然、アルバータ州の国立公園
アルバータ地方でのアモンライトの採掘現場。
画像「ammolite」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL: http://ja.wikipedia.org
さらに詳しいアンモライトのこと
白亜紀後期のカンパニアン紀、北アメリカ大陸のベアパウ層とよばれる地層で保存された、光輝くアンモナイトのことを「アンモライト」と呼びます。
どこで採れる?
アンモナイトが数千万年の時を経て宝石化したものを、人々は特別に「アンモライト」と名付けたのは、そう昔のことではありません。古代の世界中の海にアンモナイトは存在すれど、アンモライトと呼べる石は、北米のBeapaw層だけで見つかっているごくかぎられたアンモナイト化石です。ベアパウ(Beapaw)層は、カナダ西部のアルバータ州とアルバータ州の東側に位置するサスカチュワン州を経て、さらに南に下ったアメリカのモンタナ州に至る地層です。この地層だけに、宝石の輝きをもつアンモライトが眠っています。
なぜアンモライトはできた?
ロッキー山脈が走る北米大陸の内陸部にあたるベアパウ層からなぜ、海中生物であるアンモナイト(のちにアンモライト)が発見されるのでしょうか?それは、白亜紀当時、北米大陸には内陸に内海が存在したからです。西部内陸海道(WesternInteriorSeaway)と名付けられた内海は、白亜紀中期から後期、海進により、ロッキー山脈を境界にして大陸を東と西に二分する巨大な海でした。東をアパラチア(Appalachia)大陸、西をララミディア(Laramidia)大陸とよんでいます。その後、隆起によって海岸線が後退して、海の中にあった地面が陸上にあらわれてきます。いわゆる海退が起こると、アンモナイトは粘土質のベントナイトという層に堆積して埋もれることになったわけです。
アンモライトは粘土に覆われてできた
現在では、軟膏や化粧品、猫の砂にも用いられるベントナイトとよばれる粘土ですが、この粘土質に覆われたのが良かったのです。アンモライトにとっては、殻の表面のアラレ石(アラゴナイト)を変質されることなく保存でき、方解石に変わることなく、鉄やマグネシウムといった鉱物に置換することができたのです。