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正常巻きアンモナイトの巻き方 ~密巻きとゆる巻き~
アンモナイトの巻き方にはいくつかの種類があります。
まず、正常巻きと異常巻きの2種類に大別することができます。
上のイラストをご覧いただければ、その違いは一目瞭然です。
正常巻きは、平面螺旋巻きと言い換えられます。
一方で、異常巻きとは、正常巻きではない、すべての巻きを指します。巻きが解けたり、伸びたり、曲がったり・・・。
このコラムでは、正常巻きの密巻きとゆる巻きについて、扱います。
正常巻きのアンモナイトの巻き方は、どれも同じだと思われがちですが、そうではありません。
密巻きアンモナイトとゆる巻きアンモナイトの違い
密巻きアンモナイトとは、外側の殻が内側の殻を巻き込んで大きく成長するものです。
一方、ゆる巻きのアンモナイトとは、その度合の小さいものを指します。
また、上のイラストをご覧いただくと、分かりますが、密巻きのアンモナイトは、へそ(アンモナイトの中心部のこと)が小さいのに対して、ゆる巻きは大きいのです。
具体例 ~密巻きとゆる巻き~
密巻きアンモナイトの代表的な科(か)といえば、プラセンチセラス科です。殻の表層部分が遊色することで有名なアンモライトはプラセンチセラス科に属します。
一方、ペリスフィンクテス科のアンモナイトは「ゆる巻き」といえるでしょう。
また、ゆる巻きのわかりやすい例としては、下記のアネトセラスが挙げられます。