こちらは米国東部、ノースカロライナ州のウィルミントンの水域で発見された、メガロドンの100%ナチュラルの歯化石です。採集者のこだわりで、自然の水と酸のみでクリーニングが行われています。
反対側の面です。エナメル質が一部剥がれていますが、こちらもあえて補修がなされていません。ハンターのこだわりで、あくまでナチュラルを貫き通しています。
ナチュラルでありながら、大部分のエナメル質が保存されている点にご注目ください。しかも、独特な美しい色を呈します。ウィルミントン産のメガロドンは他地域にはないユニークな色を呈しますが、こちらの標本は同地域の中でも特に素晴らしい色合いを持っています。単純な色で表現しにくい絶妙な味わいを持っています。一般的にはリン酸が含まれて黒色化しやすいですが、ウィルミントン産はそこまで黒くなく、かつ陶器のようななめらかな質感があります。また、酸化鉄も含まれており、やや赤みを帯びている点も、この標本をより魅力的にしています。
メガロドンは、全時代を通じて史上最大級の体躯を持つ海洋生物の一つです。数百万年前に絶滅しましたが、現在ではその巨大な歯の化石のみが残されています。軟骨魚類であるサメの体の骨は通常は化石化しません。歯のサイズを現生のホオジロザメと比較するなどして、メガロドンの全長を推定していますが、最低でも10メートル、最大では20メートルを超えたという説もあります。この歯の主が実際にどれほどの体躯を持っていたのか、詳細についてははっきりしていません。しかし、その存在はまさにロマンの塊ですね。
この素晴らしい色合い、ぜひご自身の目でお確かめください。また稜線にはナチュラルなセレーションが保存されています。
ご覧の通り、左右対称の良形標本です。
素晴らしいセレーション(ギザギザの部分)。メガロドンは当時の食物連鎖の頂点に君臨していた圧倒的な存在でした。古代のクジラなどを狩っていたと考えられています。
この色合いは、言葉では言い表せません。メガロドンの歯はもともと白っぽい色をしていたはずですが、堆積環境によって色が変わります。詳しくはコラム「化石の色はどのように決まるのか。メガロドン歯化石から探る。」を御覧ください。
反対サイドにもセレーションは保存されています。
メガロドンの巨大な歯根も見どころの一つです。こんな巨大な歯を持つ圧倒的な存在であるメガロドンは、どのような絶滅を迎えたのか、今でも諸説あります。詳しくはコラム「メガロドンはいかにして絶滅したか?」をご覧ください。
長い方の辺にそって計測すると、137ミリもあります。これは、現代のホホジロサメの歯のサイズを大きく凌駕しています。その堂々たる姿は、まるで古代の海の深遠さを代弁しているかのようです。
100円玉との比較。100%ナチュラルであることが確認されている、こだわりのメガロドンの歯化石です。サイズ、状態に加えて、他には見られない美しい色にご注目ください。ぜひ、補修を加えず、この状態のままお楽しみいただければと思っています。
価格:
商品ID:sh296
時代:新生代第三紀(6600万--260万年前)
産地:North Carolina,U.S.A.
サイズ:長いほうの辺に沿って13.7cm 厚2.5cm
商品説明:100%ナチュラルであることが確認されている、こだわりのメガロドン(Carcharocles megalodon)の歯化石。サイズ、状態に加えて、他には見られない美しい色にご注目ください。
この商品は売却済みです。
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