ブラジル・セアラ産の白亜紀の古代魚の化石です。カマスの仲間だと考えられます。
鋭い頭部、細長い体。突き出した下顎などから、カマスの仲間だと考えられます。カマスの仲間は比較的温かい海に棲み、主に表層を群れで泳ぎます。
鋭角な頭部。うっすらと歯らしきものが確認できます。現世のカマスはするどい歯で他の魚やイカなどを捕食します。捕食者らしい迫力のある頭部。
ごつい鱗が保存されています。手で触るとその感触があります。
二股に分かれた尾ビレ。多くの魚の尾ビレは二股に分かれていますが、カマスも同様です。
現世最大級のカマスといえばオニカマスです。別名バラクーダ。オニカマスは成魚で150cmを超える大型魚で、沿岸の浅海に生息していますが、幼魚は汽水域(海と川の中間域)に入ります。ブラジル・セアラ州のサンタナフォーメーションは、当時、汽水域を含んでいたと考えられていますので、その点でも共通点があります。
魚体は丸みを帯びています。カマスの魚体はタチウオなどと違い扁平ではありません。ロケットの砲弾のような丸い形をしています。
現世の日本各地で棲息しているアカカマスによく似た魚体です。
鋭角の頭部と細かい歯。肉食のカマスの特徴を残しています。
100円玉との比較。魚体の直線計測で18cm。立派な標本です。母岩だけでも自立しますが、やや不安定なので、写真のようにスタンド置きを推奨いたします。魚化石コレクターには嬉しい、珍しいカマスの標本です。
価格:
商品ID:ot922
時代:中生代白亜紀(1億3500万 -- 6600万年前)
産地:Ceara, Brazil
サイズ:本体直線距離18cm 母岩含め全体24.5cm×10cm×厚7.8cm 1665g
商品説明:鋭角な頭部、鋭い歯が残る、ブラジル・セアラ産肉食魚カマスの魚化石
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