希少性の高いブラジル・セアラ産の魚化石をご紹介します。現在では、ブラジルから化石が輸入されることはなく、国内で流通しているものに限られます。本標本は中央の魚が目立ちますが、表裏合わせて3匹が居ます。
裏にも。
主役はやはり中央の硬骨魚類(こうこつぎょるい)でしょう。原型を見事にとどめています。
失われやすい頭部がご覧のようにほぼオリジナルのまま残っています。これは希少。
背骨が見事。鱗も残っています。魚の鱗は皮骨と言い、骨が発達したものですので、化石として残ることがあります。それにしても見事。
背びれ。
このあたりのセクションはかなり立体的です。
ここまで尾ビレが残っていることは非常に珍しいです。ブラジル・セアラ産の魚化石に限りませんが、魚化石の尾ビレは化石としては欠損しやすい部分です。
表面下側の化石も見事。
別の魚化石とクロスしています。写真左側を1匹と数えるならば、表3匹、裏1匹で合計4匹の魚化石が一つの歯岩に同居していることになります。
表面左下の魚化石は、左が頭側です。残念ながら頭部は欠損しています。
主役。
主役の標本のウロコの保存状態はとりわけ素晴らしい。
珍しい、ブラジル・セアラ・サンタナ層産の魚化石のマルチ標本です。ブラジル産の魚化石は現在では新たに発掘され、市場に流通することはありません。この標本は数十年前に日本国内で販売されていた希少な標本の一つです。
価格:
商品ID:ot842
時代:中生代白亜紀(1億3500万 -- 6600万年前)
産地:Ceara, Brazil
サイズ:本体直線距離16.8cm 15.5cm 19.4cm / 母岩含め全体 幅23cm×奥行19cm×厚4.7cm 2560g
商品説明:特筆すべき保存状態、ブラジル・サンタナ層産の魚化石のマルチ標本。
この商品は売却済みです。
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