カザフスタンが誇る鉱物、翠銅鉱(すいどうこう)をご紹介します。ディオプテーゼ(Dioptase)こと翠銅鉱は、鮮やかなグリーンが特徴的な、銅を含むケイ酸塩鉱物の一種です。
翠銅鉱は一見、エメラルドににており、発見当初の18世紀後半にロシア皇帝に献呈されているのですが、このときはエメラルドと誤認されていたほどです。
反対側。一段と濃いグリーンがみられます。
エメラルドはモース硬度(主に鉱物の硬さを表すのに使う尺度の一つ。1から10までの整数値で表します。)7.5~8に対し、翠銅鉱は5ととてもやわらかいのが特徴です。モース硬度5の硬さとは、ナイフで何とか傷をつけられる程度の硬さです。といっても、決してナイフで傷つけないでくださいね。
硬いエメラルドが宝飾品として加工されるのに適するのに対し、翠銅鉱はやわらかくあまり宝飾品としては適さないとされています。こうやって、原石のままでカザフスタンの結晶を楽しんでいただきたいと思います。
Dioptaseの名前の由来ですが、ギリシャ語で「通して」を意味する"dia"と「視覚」を意味する"optima"からきています。結晶を「通して」へき開が「見える」という意味の鉱物なのです。ちなみにへき開(へきかい)というのは、結晶や岩石の割れ方がある特定方向へ割れやすい性質のことです。
価格:
商品ID:ot564
時代:Unknown
産地:Altyn-Tube mine,Kazakhstan
サイズ:6cm×6.5cm×2.5cm
商品説明:Altyn-Tube mine,Kazakhstan
銅を含むケイ酸塩鉱物の一種、
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