ブラジル・セアラ産のノジュール魚化石です。ネガとポジが揃っています。
中央でパカっと割れます。
本標本は複数の魚化石が共存しています。写真左側の魚はカマスの仲間で、右はカライワシ類の仲間だと考えられます。ウロコの質感、サイズ、状態が全く異なることがお分かりいただけるかと思います。
太く縦に走ったウロコが印象的なカマスの仲間と思われる魚類です。現世ブラジルアマゾンでも、ピラルクーなどのカマス類がいます。
一方、右の魚はびっしりとウロコに包まれた魚体をしています。現世のカライワシの仲間は熱帯・亜熱帯の海に生息しています。時に汽水域まで遊泳することがあると言われています。当時のセアラ地域は浅海であったと言われていますので、海から回遊してきたカライワシの仲間だったのかもしれません。
魚体の全体は保存されていませんが、ウロコは細部にわたってほぼ完全似保存されています。
種類の異なる魚がいっしょに保存されているというのが面白いところです。現世のカマス類は激しい気性と鋭い歯で、他の魚をエサにすることでよく知られていますが、当時の白亜紀でも同じ構図だったのでしょうか。
通称マッドボール(泥玉)と呼ばれることもあるノジュール。死後、水中の炭酸カルシウムを凝集させることで、このようになると考えられています。ブラジルセアラ産の魚化石はノジュールとして発掘されることが多いのが特徴の一つでもあります。結果として、ノジュールが化石を保護する役割を果たし、時として素晴らしい保存状態の化石を生成します。
価格:
商品ID:ot559
時代:中生代白亜紀(1億3500万 -- 6600万年前)
産地:Ceara, Brazil
サイズ:26cm×12cm×厚8.5cm 3275g
商品説明:異なる魚が共存!白亜紀ノジュール魚化石ブラジル・セアラ州産
平置きが最も安定します。
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