米国イリノイ産の、巨大な植物のノジュール化石です。
ノジュールとは、有機物を含む丸い石のことで、ハンマーでたたくと、パカっと割れます(中に化石を含んでいる場合が多い)。ノジュールにはマッドボールという俗称もあります。
イリノイ州では石炭紀(米国区分で細分するとペンシルバニア期)の良質の植物化石を産出します。石炭紀は、デボン紀の植物よりも、ずっと複雑な構造をした植物が大繁栄しました。現在の樹木のような形態を持ち始めたのです。種子植物が現れ、巨大なトクサ類(レピドデンドロン)などが現れました。
本標本は、カラミテスか、もしくはそれらによく似たトクサ類の茎に当たる部分ではないかと考えられます。石炭紀の湿地に自生していたカラミテスは、縦線のある茎をもち、全体に葉が生い茂る特徴的な植物です。成熟したものは背丈がなんと20-30mにも達したとされ、巨大植物でもありました。
2つで一組です。一つは凹んでおり、もう一つは膨らんでいます。ぴったりと合います。タマゴを割るように、中に化石が入っている、このタイプの化石をノジュール化石といいます。
長細い卵型なのです。
かなり厚みがあります。
現在人類が利用している石炭資源の原料となった植生が大繁栄していた時代、石炭紀の植物標本です。かなりの重量(2kg)があり、ノジュール化石という特典付きです。石炭紀の植物化石は、地球史全体の化石コレクションを作り上げるなかで、キーとなります。おすすめです。
価格:
商品ID:ot443
時代:古生代石炭紀(3億6700万 -- 2億8900万年前)
産地:Illinois,U.S.A.
サイズ:(2つ合わせて)20cm×9cm×厚6cm 2090g
商品説明:トクサ類が大繁栄した石炭紀のヘビー級植物ノジュール化石
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