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1960年10月オーストラリアに落下した隕石 ユークライト Polymict eucrite Millbillillie /新生代第四紀(260万年前 -- 現在) 化石セブンスマホ専用サイト


1960年10月にオーストラリアに落下した無球粒隕石ユークライト、ミルビリリー隕石の完全標本です。


下部はオーストラリアの大地の影響を受けて、赤く色づいています。


オリエンテーションによる美しい円錐形のフォルムを有する標本。



表面は、このように黒い溶融表皮で覆われています。溶融時に表面が流れてできた筋状の模様も見られます。


落下したばかりの新鮮な隕石にはこのような「表皮」がみられます。隕石の外側部分が激しい熱にさらされ、融点に達すると溶けた物質が流れてきます。




大気圏に突入する際、高温で溶けて、流れ出てきた岩石の多くは隕石本体からはなれていくのですが、残った物質は隕石の表面を覆って、このような模様ができあがるのです。これを、「溶融表皮(fusioncrust)」と呼びます。


本標本は、石質隕石の中でも、エイコンドライトとよばれる、珍しいタイプに分類されます。


石質隕石は、主に、コンドリュールとよばれる、丸い小さな粒を含むものを「コンドライト」と、粒を含まないものを「エイコンドライト」とよんで分類しています。


これまでに発見されている隕石の約67%はコンドライトが占めています。残りの隕石は本標本である「エイコンドライト」「鉄隕石」「石鉄隕石」が占めるのですが、エイコンドライトは非常に見つかる数が少なく、隕石全体の8%程度であると報告されているのです。



ユークライトは、太陽系の他の星で生成した火山岩で、母天体は小惑星ベスタだと考えられています。ベスタは、19世紀初頭に発見された四大小惑星の1つに数えられる小惑星で、直径約500kmを有します。また、ミルビリリー隕石は鉄ニッケルを含まない、数少ない隕石の一つで大変希少です。


この標本は、しし鼻(動物のヒヒの鼻のような、特徴的な形)のような教科書的な特徴と、平らな面を持ち合わせています。まさに、隕石であることが一目瞭然であるモデルのような標本。




希少なミルビリリー隕石の典型的標本。我々が目にできる隕石のなかでもわずかしか発見されない、希少で美しい隕石です。

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価格

商品ID:ot240

時代:新生代第四紀(260万年前 -- 現在)

産地:Australia

サイズ:本体 4.5cm×3.5cm×3.2cm 

商品説明:オーストラリアのNr.Wiluna に1960年、10月に落下した隕石です。

オリエンテーションによる美しい円錐型の形状をもつ、無球粒隕石ユークライトの標本です。

表面は、黒い溶融表皮で覆われています。
溶融したときに表面が流れてできた筋状の模様も見られます。

下に見られる部分は、オーストラリアの大地の影響を受けて、赤く色づいています。

この商品は売却済みです。

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